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理事長挨拶

理事長挨拶

この法人の名称は社会福祉法人のびのび愛児会といいます。愛するこどもたちが“のびのび”と育ってほしいという願いがこめられています。

社会福祉法人は福祉の目的をもつ事業=仕事をする為に設立された法人です。仕事をすることが最も重要で利益を上げるという考えはとても希薄です。他の株式会社のような法人は業務や商売を通じて利益を上げること、お金を稼ぐことを目的としていて、この点で社会福祉法人は他の企業、会社などと大きく異なった存在意義を持っています。

私たち“のびのび愛児会”は“中田保育園”を設置、運営する為に設立されました。仕事として最も大切なことは中田保育園の運営に責任をもち、より良いものへと導くことです。また、保育園の運営を通して子供たちの成長に対する援助、支援はもとより、女性の社会的な進出、活躍を図るだけでなく活き活きと自立して暮らしてゆけるように、こどもを持つ母親、父親、家庭そのものへのできるだけの援助を進めています。

保育所の行う保育は時代によってすこしずつ変化してきました。社会の変化にともなう人々の暮らし方、働き方、意識の変化が保育所における保育に影響を与えます。特に社会における女性のあり方がその大きな要因のひとつです。但し、どんなに時代が変わっても保育園を運営してゆく上で変えてはいけないと信じている基本的な思いがあります。保育所でおこなう保育は子供たちを慈しみ育んでゆく心と、科学的な根拠をおき、きちんとした技術による実践として保育をすること。このことを各家庭と協力して行ってゆくことです。どんな事情があっても保育園が勝手に子育てすることはできません。保育園の子育ては家庭と保育園が協力して行います。

私たちの中田保育園では、
1番目に各々のこどもたちにとって何をどのようにすることが良いのか、また何をしてはいけないのか?
2番目にお母さん、お父さんが安心して仕事ができるようにする上で保育園がするべきことは何か?
3番目に保育園で働くスタッフがより良く仕事ができるようにするにはどうすれば良いか?
これらのことをいつもこの順番で考え、解決してゆくようにしています。この基本的なスタンスにたって日々の保育を充実させるよう努力しています。

家庭にとって、女性にとってこどもをもつことは大きな喜びです。しかし現代の社会においてはある種の負担感を伴うことも紛れもない事実です。特にお母さんが社会の一員として活躍したいと願うとき家庭と仕事の両立は大変なことと思えるかもしれません。特に初めての子育ては知らないこと、新たな体験の連続で悩み、不安になることも少なくないでしょう。

私たち“中田保育園”はこの不安や悩みに対するノウハウがあります。お母さんが社会のなかでいきいきと、輝き活躍できるように、こどもたちがのびのびと元気にそだつように確かな知識と経験をもとにご家庭と協力して子育てをします。ひとりひとりのこどもたちの一日一日を大切にしています。私たち“社会福祉法人のびのび愛児会”は中田保育園の活動を通して、こどもたち、お父さん、お母さん、といつも一緒に明日にむかって歩いて行きたいと願っています。

社会福祉法人のびのび愛児会
理事長 中澤 久

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